「先生、私、もう疲れました。」

相談が始まってすぐ、私はそう言いました。
彼のことは大好きなのに、好きでいることが苦しくなっていました。
朝起きればスマホを確認して、返信がないだけで気分が沈む。
仕事中も「今頃何してるんだろう」と考えてしまう。
夜になれば、また一人で答えの出ないことを考え続ける。
恋愛って、本当はもっと幸せなものだと思っていました。
でも私にとっては、自分を責める時間のほうがずっと長かったんです。
「なんで私はこんなに弱いんだろう。」
「なんで彼の一言でこんなに振り回されるんだろう。」
友達の前では笑っていました。
仕事もちゃんとこなしていました。
でも、一人になると別人でした。
誰にも見せられないくらい泣いて、誰にも言えないくらい不安で、自分でも自分を持て余していました。
先生に相談したのは、彼の気持ちを知りたかったからです。
でも、話しているうちに気づいたんです。
私が本当に苦しかったのは、彼がどう思っているかではなく、「恋をしている自分」がどんどん壊れていくことでした。

先生は静かに言いました。
「あなたは弱いんじゃないよ。」
「ずっと一人で頑張りすぎていただけ。」
その一言で、涙が止まらなくなりました。
私はずっと、「もっと強くならなきゃ」と思っていました。
泣かないように。
期待しないように。
傷つかないように。
でも先生は、強さとは我慢することじゃないと教えてくれたんです。
「苦しいって言えることも強さ。」
「助けてって言えることも強さ。」
「自分の心を大切にできる人が、本当に強い人なんだよ。」
その言葉を聞いて、初めて肩の力が抜けました。
私は彼に愛されることばかり考えて、自分の心はずっと置き去りにしていたんです。
それから少しずつ、自分を責める癖をやめるようにしました。
返信が来なくても、「きっと何か理由がある」と考えてみる。
泣きたい日は、無理に笑わない。
恋愛だけで一日を終わらせず、自分が好きなことにも時間を使う。
本当に小さなことばかりです。
でも、その積み重ねが、少しずつ私を変えてくれました。
気づけば、以前ほど彼の態度に振り回されなくなっていました。
もちろん、今でも不安になる日はあります。
恋をしている以上、それはなくならないと思います。
でも今の私は、不安に飲み込まれることはありません。
「大丈夫。」
そう自分に言える日が増えました。
先生は彼との未来だけではなく、私の未来も見てくれました。
恋愛がうまくいくことも大切。
でも、それ以上に「あなたが笑っていられること」が大切なんだと、何度も教えてくれました。

弱った心は、無理やり強くするものじゃない。
誰かに受け止めてもらって、自分を少しずつ許せるようになった時、自然と立ち上がる力が戻ってくるものなんですね。
あの頃の私は、彼に救われたいと思っていました。
でも今振り返ると、私を救ってくれたのは、「あなたは大丈夫」と何度も信じ続けてくれた先生の言葉でした。
その言葉が、恋でボロボロになっていた私の心を、もう一度前へ進めるくらい強くしてくれたのだと思います。
真美「あなたは大丈夫」
そう何度も言われると、自分らしさを取り戻せることを知っていますか?





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