あの頃の私は、
不安になるとすぐLINEを送ってしまっていました。

返信が遅い。
既読がつかない。
それだけで頭の中が彼でいっぱいになる。
「何か気に障ること言ったかな」
「嫌われた?」
「もう終わりたいと思われてる?」
考え始めると止まらなくて、
気づけばスマホを握りしめている。
そして結局、
またLINEを送ってしまうんです。
“何してる?”
“大丈夫?”
“怒ってる?”

本当は重いってわかっていました。
でも、不安を抱えたまま待つことのほうが苦しかった。
送ったあとに後悔して、
返信が来るまでまた苦しくなる。
そんなことを何回も繰り返していました。
当然、彼との関係もうまくいかなくなっていって。
返信はさらに遅くなるし、
会話もどこか事務的。
なのに私は、
嫌われるのが怖くて余計に追いかけてしまう。
完全に悪循環でした。
そんなある夜、
また彼から返信が来なくて。
不安で眠れなくなった私は、
泣きながら電話占いに相談しました。
先生に事情を話している途中、
私はもうスマホを開いていました。
“ごめん、何か怒ってる?”
送ろうとしていたんです。
でも先生が、
すごく静かな声でこう言いました。
「今、そのLINEを送ると、もっと苦しくなりますよ」
その一言で、
指が止まりました。
先生は続けて、
「この人、追われると気持ちを閉じるタイプです」
「あなたを嫌いになったわけじゃない。でも今は少し距離を欲しがってる」
そう話してくれました。
正直、苦しかったです。
だって私は、
“追いかければ繋ぎ止められる”って思っていたから。
でも先生は、
否定するんじゃなくて、
ちゃんと理由まで説明してくれました。
「大丈夫。今は待つほうが関係は壊れません」
その言葉を聞いた瞬間、
涙が止まらなくなった。
私はずっと、
不安を埋めるためだけにLINEを送っていたんだと思います。
彼のためじゃなく、
自分が安心したかっただけだった。
先生は最後に、
「今はスマホを置いて寝ましょう」
って言ってくれて。
その言葉が、
なぜかすごく温かかった。
結局その夜、
私は追いLINEを送りませんでした。

すると数日後、
彼のほうから普通に連絡が来たんです。
“最近忙しかった、ごめんね”
そのLINEを見た瞬間、
力が抜けました。
もしあの夜、
感情のまま送っていたら、
きっとまた関係をこじらせていたと思う。
今でも不安になる日はあります。
でも、
あのとき先生にもらった言葉は、
今でも私の心のブレーキになっています。
真美「誰かに頼ったら負け」そう思ってる?
気合だけではどうにもならないこともあるんだよ






