
もしもし、と耳に届いた優しい声に、
胸の奥がきゅっと締めつけられた。
ああ、私、こんなに追い詰められてたんだって、
その一瞬で気づいてしまう。
言葉を探そうとするのに、
喉の奥がつまって、うまく出てこない。
ちゃんと話さなきゃ、
ちゃんと伝えなきゃって思うほど、
鼓動が速くなる。
ドクン、ドクン。
まるで「大丈夫?」って、
自分の中から問いかけられているみたい。
彼の名前を出した瞬間、
さらに強く跳ねた。
この名前を口にするだけで、
こんなにも揺れてしまう自分が、少し悔しい。
でも、それくらい好きだった。
否定できないくらいに。
「少し見てみますね」
その一言で、時間が止まったみたいになる。
待っている数秒が、やけに長い。
心臓の音だけが、
やけに鮮明に耳の奥で響いている。
ドクドク、ドクドク。
「うん…この方ね、不器用だね」
その言葉に、
一瞬、息が止まった。
やっぱり、と思う気持ちと、
ちゃんと見えてるんだ、という驚きが重なる。
「自分のペースを崩さない人」
当たりすぎていて、
胸の奥がじわっと熱くなる。
どうしてわかるの、って思うのに、
次の言葉が怖くて、
呼吸が浅くなる。
「でもね、気持ちはあるよ」
その瞬間、
ドン、と胸の奥に何かが落ちた。
張り詰めていたものが、
一気にほどけていく。
涙が出そうになるのを、
必死にこらえながら、
それでも鼓動はまだ速いまま。
嬉しい、って思ってる。

でも同時に、
「本当に?」って疑ってしまう自分もいる。
それでも、
その言葉にすがりたくなる。
「今はね、少し距離が必要な時期」
そう言われたとき、
さっきまでの焦りが、少しだけ静まった。
追いかけなくていいんだ、って。
嫌われたわけじゃないんだ、って。
トクン、トクン、と
少しずつ鼓動が整っていく。
さっきまで、
彼のことでいっぱいだった頭の中に、
少しだけ余白ができる。
「大丈夫、焦らなくていいよ」
その一言で、
胸の奥がじんわり温かくなった。
ああ、私、
こんな言葉が欲しかったんだって思う。

彼からじゃなくてもいい。
今はただ、
この不安を受け止めてもらえることが、
こんなにも救いになるなんて。
気づけば、
さっきまで乱れていた呼吸も、
自然と深くなっていた。
鼓動も、落ち着いている。
あんなに苦しかったのに、
少しだけ、軽くなっている。
まだ全部が解決したわけじゃない。
それでも、
この瞬間だけは、
ちゃんと自分を取り戻せている気がした。
真美心を軽くしたいなら、
素直に聞いてもらう時間も必要だよ?


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