
夜になると、どうしてあなたのことばかり思い出すんだろう。
昼間は、ちゃんと忘れていられる。
仕事をして、笑って、
何も知らないふりをして過ごせるのに。
部屋の灯りを落とした途端、
あなたの気配が、ゆっくり戻ってくる。
スマホを見てしまうのは、もう癖みたいなもの。
連絡が来る時間じゃないとわかっているのに、
画面を開いて、
また静かに閉じる。
奥さんがいる人を好きになるなんて、
きっと普通じゃない。
最初は、そんなつもりじゃなかった。
少し話すだけの人だった。
ただ優しい人だなと思っただけ。
それなのに、
あなたがふと疲れた顔を見せた瞬間、
私はきっと、もう戻れなくなっていた。
強そうに見える人の弱さを知ってしまうと、
女はずるいくらい、離れられなくなる。

あなたの腕の中にいた夜を思い出す。
ほんの短い時間だったのに、
体が覚えてしまっている。
肩に触れた手の重さとか、
耳元で低く名前を呼ばれたこととか、
息が混ざるくらい近かった距離とか。
あの夜、
私はたぶん、
一番いけない幸せを知ってしまった。
あなたは帰る場所がある。
私は、それを知っている。
だから、
「会いたい」とは言わない。
言えない。
それでも、
もし今、
あなたから連絡が来たら。

きっと私は、
少しだけ迷って、
それでも会ってしまうんだろう。
馬鹿みたいだと思う。
自分でも。
でも恋って、
正しさだけで止まるものじゃない。
今夜も、
あなたはいない部屋で、
私はあなたを思い出している。
触れられない距離のまま、
名前も呼ばないまま。
それでも、
あの夜の温度だけは、
まだ静かに、
私の中に残っている。
消えないまま。
真美最近、本音を隠しがちでは?
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