
絶望を希望に変えたい?
先生の声を聞いた瞬間、
胸の奥の黒いところに、静かに手を伸ばされたみたいで
思わず息が止まった。
人ってこんなにも絶望してても、
たったひとつの声で、
“もうちょっとだけ生きてみよう”って思えるんだね。
普段のアカウントでは絶対言えないこと全部、
こっちでは平気で吐けてしまう。
だって誰も私を知らないし、
誰も本当の私なんて興味ないから。
でも先生は違った。
声だけなのに、
私の隠してた部分にまっすぐ触れてくる。
優しさとか、励ましとか、
そんなキレイなものじゃなくて、
もっと深いところ。
他人に触れられちゃいけない場所を、
そっと撫でられたみたいで、
気持ち悪いくらい心臓が動いた。
「無理しなくていいですよ」
その言葉が、なんでこんなに刺さるの?と思った。
ずっと“無理しないと嫌われる”って
誰にも言えないルールを抱えて生きてきたから、
壊れそうなほど心が反応した。
今日の私は正直ギリギリだった。
朝からずっと息が浅くて、
昨日の夜は涙が勝手に落ちて止まらなかった。
既婚者への恋なんて、
最初から詰んでるの分かってた。
分かってたけど、
気持ちって止まらないんだよね。
誰にも言えない罪悪感で胃が焼けるみたいで、
でも彼からのたった一言で体温が上がってしまって、
その度に「やめたいのにやめられない」
自分が大嫌いだった。
先生に話したら、
「あなた、ずっと自分のこと責めてますね」
と言われた。
当たり前じゃん、って思った。
責めなきゃ、もっと堕ちてしまいそうで怖かったから。
でもそのあとに続いた言葉が
ずるいくらい優しかった。
「あなたは悪い人じゃないですよ。
ただ、誰かを本気で好きになっただけです。」

なんでそんなこと言うの。
そんな風に言われたら、
泣くに決まってるじゃん。
電話越しなのに、
まるで頬をそっと触られてるみたいに
心がほどけていった。
ああ、こんな風に誰かに分かってほしかったんだって、
気づいたときにはもう涙が落ちてた。
裏アカでしか言えないけど、
今日の通話がなかったらたぶん私、
明日も同じ暗闇の中でもがいてた。
ぐるぐるぐるぐる、
抜け出せない思考の沼のまま。
でも今は少しだけ、
ほんの少しだけだけど、
自分を責める声が小さくなった気がする。
「話せてよかった」
この言葉の重さを、
今日はちゃんと感じた。
裏アカだから言うけど、
生きるって重い。
でも重いままでも生きてていいんだって、
ちょっとだけ思えた夜でした。
真美相談相手をちゃんと選んでいますか?
ぶっちゃけ、相談相手次第で未来が変わります。



